経営戦略セミナーの歴史
「経営戦略セミナー」は1959年よりスタートし、経営者に対して「来年度の経済環境と打つべき手」を提言し続けてきた。経営コンサルティングは、一過性のブームや流行に乗った提言をしてはならない。戦略の本質を見極めながら、打つべき手を実行することが肝要だ。タナベコンサルティンググループが続けてきた戦略提言の歴史は、そのことを実証・検証するものである。
60年以上の歴史を誇る「経営戦略セミナー」は、毎年11月~12月に全国各地域で開催し、3,000名の経営者・経営幹部が一堂に会する場として発展している。開催当初から現在に至るまで、さまざまな基本戦略を提言し続けると同時にテキストも作成してきた。これらを振り返ると、戦後、私たちが日本の経営史と寄り添いながら生きてきた証しのように感じられる。「高度経済成長」「石油危機(オイルショック)」「バブル経済とその崩壊」「消費税増税」「ベルリンの壁の崩壊」「リーマン・ショック」「東日本大震災」「コロナショック」など、多くの歴史の転換点と向き合いながら、提言を続けてきたのである。