「京都には同じ会社が2社ない」京都のある財界人の言葉である。京都では同業者の創業・進出に対して、旧来の同業者が業種転換を促すか、つぶすということがある。京都という小さなマーケットにおいて、創業何百年という老舗企業が多く共存するための知恵のひとつであるが、日本全体も「同じ会社が2社いらない時代」へと突入しつつある。タナベコンサルティンググループでは、このような時代においても持続的成長を実現できる経営コンセプトを「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社」と定義し、その条件をトップコンサルタントが「5つの宣言」として発信。タナベコンサルティンググループのクライアントは、このFCC(ファーストコールカンパニー)を目指しており、その活動の輪は拡大している。
ファーストコールカンパニーフォーラムという活動
FCCを志す経営者は年に1度、「5つの宣言」から戦略テーマを厳選して全国10ケ所で開催される「ファーストコールカンパニーフォーラム」において、FCCを研究・創造する活動を続けている。現在では、約3,000名の経営者・経営幹部・後継経営者が集う場となっている。
『FCC REVIEW』
1959年の「イーグルクラブ」発足に合わせて発刊された3種の情報誌『経営速報』『THE EAGLE(ザ・イーグル)』『実践着眼』。これら経営3誌は、2015年10月にFCC研究活動のための経営レビュー誌である『FCC REVIEW(現 TCG REVIEW)』として生まれ変わった。経営コンサルティング、研究会などの活動を戦略総合研究所がメソッド化し、発信する実践主義の経営誌へと進化している